「our face」は様々な人々の存在(肖像)を「重ね」て「連ねる」をコンセプトに、写真家が6年間に全国各地を訪ね取材してきたアートプロジェクトをまとめたもの。撮影した全員の肖像を暗室の中で、一枚の印画紙に薄く薄く、一人ずつ重ねて焼き付けるという、極めてアナログ的な作業の果てに(過程の一部で調整のためにコンピューターも使うものの)現れた「our face=私たちの肖像」。グローバリ化の中で「個人とは何か?」を見つめ直す、新たな眼差しの誕生。2003年度「写真の会賞」を受賞。
北島謙氏の「our face」は、もしかすると本よりプリントで見た方が、より作品のニュアンスを感じることができるような気がします。